中村英一郎
神奈川県厚木市の公園の駐車場にとめていた乗用車内で同市の男児(1)が死亡した事故で、車内にいて意識不明になっていた姉(2)が2日午前、搬送先の病院で死亡した。捜査関係者への取材でわかった。厚木署は姉弟を司法解剖して死因を調べるとともに、車内にいた20代の母親から話を聴いている。
署によると、母親は7月29日午後、公園で遊ぼうと、姉弟を連れて車で訪れたが、2人が後部座席で寝ていたため、「エンジンを切って30分ほど車の窓を開けていた」と説明。「運転席でスマートフォンを操作していて、気付いたら子どもの体調が悪化していた。1人は口から泡を吹き、もう1人は反応がなかった」と話しているという。
車をとめていたのは厚木市長谷の「ぼうさいの丘公園」の西側第2駐車場。車内で2人が意識不明の重体になっていると、母親が119番通報した。2人は病院に運ばれたが、男児は約1時間半後に死亡が確認された。(中村英一郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル